« 丸の内のコミュニティサイクルが試験サービスを終了したので、いろいろ考えてみた。 | ホーム | 歩くのが遅いと文句を言われたことについての考察 »
2009年12月 8日
バイク王でバイクを売った話がいろいろひどいので俺の経験を書いてみる
最近はてブでちらほらとバイク王系のエントリを見かけたのだけど、高価買い取りって言ってるのに見積もりが安くて憤慨しているといった内容で、バイク王がひどいっていうよりは、書いてる人たちがあまりにもひどいので自分の経験を書いてみる。
1年ほど前、駐禁が厳しくなったりバイク通勤が禁止されていたりしたのもあってあまり乗らなくなったスズキのGSX-R1000(2001年型)を売りに出すことにした。
パーツはほぼノーマルで、リアフェンダーをカットして車外品のウインカーをつけていたのと、ブレーキホースをメッシュに、フロントマスターをブレンボのラジポンに。ライトは片目をソーラムのHIDに換装していた。
大阪と東京、大阪と九州を何度も往復したもはや戦友と呼べるパートナーである。走行距離は30000kmを超えていた。
ネット見積もりでは60万ぐらいらしいのだけど、それはないだろうと思いつつ見積もりを申し込み。
王様の家来は速攻でやってきた。
奇しくも当日は大雨。夜だったこともあり、団地のポーチにバイクを入れてチェックを受けた。エンジンを始動して機関のチェックと灯火のチェック。ブレーキや各種スタンドまわりをみて、外観のチェック。
フレーム番号をPDAに登録してチェック内容も合わせて送信。ものすごくスマートで感心したもんだった。車体の写真も携帯で撮影して送ってた。そんな解像度で大丈夫なのだろうかと思ったけど、問題ないらしい。
しばらくすると王様からコールバックがあった。
おそらくフレーム番号から様々な情報を引き出して、細かいチェックを指示しているのだと思われる。家来は王様の指示に従って、細かいポイントをさらに口答で答えていた。
一通り手続きが終わるのに20分ぐらいか。
若い男性の担当者と世間話をすることにした。彼は買い取り業務はこれが今日のラストで、バイクを積んでそのまま家に帰るようなことを話してた。駐車取り締まりが厳しくなったりしたことで、売る人は増えているような事も話した。
ふとしたところで彼はこう切り出した。「岡本さんはこのバイク、いくらで売れると思いますか?ちなみに、最高買い取り価格というのは、走行距離が200km未満の新品同様のバイクであった場合を指すんです」と。
俺は少し考えてこう返す。
「ヤフオクや中古市場で同程度の同車種の売値は40万円から50万円。利益率を10%と考えると店の仕入れ値は36万円から45万円。あなた方がこのバイクを直接売りに出すとは考えられず、オークションなどの流通に乗せたりすることを考えると、市場価格の6割で買い取るのが妥当とすれば、買値は24万〜30万円になりますね。」と。
担当者は感心したそぶりで「僕もそれぐらいだと思っています。もう少ししたらこの端末に買い取り価格が表示されます。」営業トークだろうと思っていたけど、少しして端末がデータを受信。買い取り価格は24万円だった。
正直売値としては相当安いと考えるべきだろう。市場価格の半額程度になってしまっているのだから。
ヤフオクで売るなら一番高くなるけど、名義変更やクレーム対応などの面倒さがどうしてもある。仕事などの都合でその時間が取れない場合、ヤフオクで売るのは賢明ではないと考える。最近よくやるのは、ヤフオク等で売る場合に得られる差額を手を動かす時間で割って、自分の実際の見積もりで出す工数と比べて、安ければやらない、高ければやるといった判断方法だ。
自営だからこそできるとも言える。
業者に売る場合は、所有権を渡してしまった段階であらゆる責任を押しつけられる安心感がある。しっかり手を入れて整備してきたバイクではあるが、人の命を乗せて走られますと胸を張って言うにはそれなりの整備コストがかかってくるだろう。そのあたりもキッチリ転嫁できるわけだ。
安いけど納得。というのがそのときの心境。ただ、どうしてその価格になったのかは聞く価値があるので聞いてみた。
担当者は「このタイプのGSX-R1000は初期タイプですよね。2001年から発売されています。フレーム番号を調べたところ、2001年の初期ロットであることがわかりました。つまり、同一年式でも一番古い部類なのです。カスタムパーツの選定は見事です。センスがあると担当の者も言っていました。ただ、リアフェンダーのウインカーが社外品になっていたのはマイナスなのです。これはそのままだと売れないので、別のパーツを使ったりして直す必要が出てくるかもしれません。目立った傷や転倒の跡もなく、走行距離にしては外観はとても綺麗です。2001年式でここまで綺麗なのはあまり見ません。しかし、色がスズキカラーじゃないのがちょっと残念ではあります(黒/銀だった)。」1年以上前の話だから詳しく覚えてないけど、こんなことを言われた。
結果的に俺は書類にサインをして、24万円を手にした。時間にして1時間ほど。
「あ、これで手続きは完了ですので、もう大丈夫ですよ」と言われたけど、視界から「元愛車」が消えゆくまで見送ったのは言うまでもない。
ネットでは買い取り価格提示後に「やっぱり売らない」と言った場合の例がおおくあるので、この例はまれなのかなと思うのだけど、もう少しゴネれば良かったかとたまに思い出しては考える。
ただ、バイクを売るというちょっと面倒なことが、たったの1時間で完了し、そのごすぐに仕事に戻れたというのは本当にメリットだといえる。忙しい人は利用してもいいと思う。
なじみのバイク店があるならそこを利用するのもいいだろうし、相見積もりをとるのもいいと思う。
たまたま運が良かっただけかもしれないけど、バイク王はそんなに悪いもんじゃなかったよというお話でした。
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://okamot.com/mt/hage-tb.cgi/1927
乙です
基本はオークションの相場価格ベースなのでだいたい何所でも同じところに落ち着くのかなと思います。
でもこれらの業者の解せないのは、見積もり無料といっておきながらアイミツ許さないところ。
複数のところに見積もり依頼すると「困ります。うちを最後にしてください」と言われる。だから、彼らは現金をちらつかせることやなんかもテクニックとして使って見積もりに行った以上は持って帰らないと王様から怒られるんですよね。
で、僕はGLを売る時に一旦ことわった。
それじゃ売らないって。あらかじめドリームに〇〇万までだったら、うちに売ってていわれていて、その金額から5万円低い金額だったからです。そら当然。
で、家来に「ゴメン売らない」って言った。
家来は断りにくくするために、フレンドリーにおなじバイク好き (もちろん本当だろうけど)のフリをして話しかけてきます。そう王様に仕付けられてるのでしょう。でもそれとこれとは話が別。
困った家来は王様に電話。
5分後に王様から折り返し電話があって5万円上がりましたよ。つまりそういうこと。
だから売るときのテクニックは複数のバイク業者に見積もりこさせて一回全部断る。で、その場ではムリめな引取り額をいう。OKなら売ればいいしダメなら断る。で、後日売りたいところに連絡する。
#一度断ると売れないとかいうけどそんなワケない。w
>「岡本さんはこのバイク、いくらで売れると思いますか?
って聞くのは、それを言われないためなんですよ。