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2009年6月23日

東京を代表する2つのつけ麺「六厘舎」と「二代目つじ田」を食べ比べた

東京を代表するって書いたけど、これには個人差があるのだけど、僕自身は「二代目つじ田」が特に大好きで、そこへ東京でも随一の行列店である「六厘舎」をぶつけてみたいという考えは、つけ麺好きなら誰しもが思うことではなかろうか。

といっても、たとえば大勝軒や青葉などのような、さっぱりした中華そば系つけめんと六厘舎厘舎は比べられないと思う。
たまたま、六厘舎と二代目つじ田が、似たような太麺で、似たような濃厚スープを売りにしているので、比べることができたと言うことに過ぎない。

ではまずはじめに、六厘舎のつけ麺を語ってみたい。

六厘舎は大崎にあるつけ麺専門店。極太麺と濃厚スープをひっさげて登場した、つけ麺界のカリスマ。らしい。
90分とか待たせる驚異的な行列は、関東圏でも随一。一度は食べておけ的な空気がぷんぷんする。
しかし、その長い行列もあってか、僕はこれまで大崎に足を運ぶ機会が何度もありながら、行くことはなかった。
それが東京駅地下にこのほどオープンした「東京ラーメンストリート」に初出店。
思いがけないチャンスに早速でかけてみた。

待ち時間は30分ほど。着席してから10分ほど待たされた。出てきたのがこれ。
R0012724
あじたまがはいっとります。

パッと見てわかる超極太の麺。それに呼応するかのような濃厚そうなスープ。
早速食べてみた感想は「とにかくあまい」。もっとパンチのあるスープかと思ったら、原材料が想像できない独特の甘みと、さっぱりした後味。太麺故に絡みにくいスープなのだけど、それがまたバランスがいい。
麺量はつけ麺にしてはかなり多めだと思う。写真は普通盛りだけど、十分お腹いっぱいになった。

正直なところ、甘めでパンチのないこのスープは、半分ほど食べたところで飽きてしまった。
冷めても味が変わらない工夫がされているのだろう、あつもりを頼まなくても、食べはじめの味がずっと維持されるというのは、驚きに値するのだけど、どうしても飽きてしまう。
初来店のせいもあると思うし、まだまだ味わい尽くせてないせいもあると思う。「この店は僕の舌に合わないなぁ」と思いながら、スープ割りを頼んだ。

スープ割りは専用のスープを別で用意してあるみたいで、スタッフが残った付け汁の量を調節してから、スープ割りを施して返してくれる。
個人的にはこの付け汁の量を調整されるのはあまり気にくわないのだけど、逆に言えばスープ割り後の味が常に一定であるというメリットもある。
錦糸町にある離宮というラーメン店のスープ割りも同じメソッドだ。

割られたスープを味わって驚いた。
これまでとはうってかわって、柑橘系のスッキリした味わいに変貌を遂げている。甘みのあるスープと柑橘系のさっぱりしたスープのマリアージュは、これまでの落胆を覆すのに十分すぎるインパクトであった。
調整された量であることを恨めしく思いつつ完食。
次来るかなぁ。微妙だなぁ。と思いつつ退店。

次は二代目つじ田。麹町にお店があって、数年前から通っている。豚骨魚介の超濃厚スープでおなじみの店だ。神田小川町と最近は飯田橋にも支店を出した。
IMG_0734
iPhoneで撮影したので少々画質がよくないが、六厘舎を思わせる太麺と濃厚スープであることがわかる。

実はつじ田のつけ麺は、度々リニューアルされている。麺が太くなったり、スープの味が変化したり、最近はメンマと焼き豚が変わった。
六厘舎もたぶんそうだと思うが、客を飽きさせないためには、味を守りつつ、味を変えていく必要がある。

つじ田のスープはパンチが半端ない。麺量はけして多い部類ではないのに、昼食べるとずっしりと胃にのしかかり、それが夜まで延々続く。場合によっては夜を抜きたくなるぐらい。
この腹持ちの良さもつじ田の特徴であると言える。個人差はあると思うが、僕の知るつじ田ユーザーは皆、この腹持ちの良さを指摘している。

つじ田の味は六厘舎とは対照的に塩辛さがある。豚骨や鶏ガラなどの様々なスープ材料が織りなすハーモニー、ラーメン好きなら知らないものはいない、三河屋製麺の特注麺との絶妙なマッチングがたまらない。
つじ田は特に材料にこだわり抜き、食べ方にも流儀がある。1/3食べるごとに、すだちを絞り、黒七味をかけ...と、つけ麺を食べるうえでの起承転結が存在するのがまた楽しい。
スープ割りは本当にスープで割るだけ。〆にやや柔らかくなったスープをレンゲにすくいとり、すすりながら空気とmixして舌の上で転がすのが、僕なりの楽しみ方である。

六厘舎との違いは「また来たくなる」点にある。
しかし、つじ田を知った当初は「二度と来るか」と思っていたことも事実。一時期はつじ田断ちをしてたことすらある。
食べる人をとことん選ぶ、しかしながら、マッチすればはまること間違いなしのつけ麺がつじ田である。

総評として優劣をつけるワケにも行かないのだが、やはり食べ慣れているてんではつじ田に軍配が上がる。
しかし、つじ田のように計算し尽くされたストーリーに飽きてきているなら、最後のどんでん返しがすばらしい六厘舎を味わうのも良いと思う。

もし、東京駅に寄る機会があれば、是非東京ラーメンストリートへ足を運んでみて欲しい。また、麹町や神保町、飯田橋へ行く機会があれば、つじ田へ行くことをお忘れなく。

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