« iPhone の面倒なパスワード入力をちょっぴり楽にする 1Password | ホーム | 勝手に浦安エステート クレストフォルム新浦安グランデッツァ »
2008年8月 7日
Google ストリートビューで巡る俺的名建築
Google ストリートビューが日本に対応。これすごいですね。知人が最近建てた家とかコッソリ見に行ったり、はじめていく場所とか事前に調査したり。
特に不動産の分野ではかなりおいしい利用の仕方が考えられます。
とりあえずストリートビューを使ってみてはじめにやったのはだいたい以下の通り
1:会社の近所を歩き回る
2:自宅の近所を歩き回る
3:バーチャル帰省(しかし実家の近くは対応していなかった)
あちこちを歩き回れるので、全然飽きないです。危険ですこれ。
ストリートビューってなに?って思ってる人は以下を。
銀座のアップルストアですこれ。
画像ドラッグで視点移動できます。矢印クリックで道路を移動できます。すっごい路地裏とかまで網羅されていて、ラブホテルに今から入ろうとしているカップルまでも写ってしまっているぐらいにやばくておもしろい。
女子にもの凄い勢いでひっぱたかれている男子の姿もある。
で、ふと思い立ったので俺的な名建築をいろいろ巡ってみました。
こんな建物ですよ。ここにありますよ。こうやっていけますよ。というのがGoogleのサービス一発でできてしまうあたり、建築マニアな皆様にとってはこれほどうれしいものもないでしょう。
と言うことで、大阪と東京。自分の知っている限り「これはすごい」な建物を集めました。
自由学園明日館(フランク・ロイド・ライト+遠藤新)
現存するライトの建築としてあまりにも有名な自由学園明日館もごらんの通り。
改修工事が終わってすっかり生まれ変わっています。
フランク・ロイド・ライトといえば、あの建物も有名よね?ということで...
ヨドコウ迎賓館(旧山邑邸)(フランク・ロイド・ライト)
ちゃんと見えないけど...
芦屋の山間に立つ眺望Goodな邸宅です。見学できるし写真も撮らせてくれました。
すばらしい名建築を二つも巡ってしまいました。せっかく兵庫にいるのだから、これも外せないです。
カトリック宝塚教会(村野藤吾)
関西が、いや、日本が誇る建築家の一人村野藤吾の代表作。
村野藤吾といえばプリンスホテルとかそごうとかが有名だけど、この教会は彼の作風の原点とも呼べるような異彩を放っているのだけど、実は見に行ったことがない。
宝塚にはよく行ってたのだけど。
せっかく宝塚に来たのだから、これも押さえておこう。
ゼンカイハウス(宮本佳明)
ゼンカイというのは「全開」ではなくて「全壊」。
阪神大震災で被害を受け、全壊判定が出された宮本氏の生家。
新たな構造体として重量鉄骨を建物の間に挿入して、再生してしまったというとても力強くインパクトのある建物で、学生がよく見学に訪れているらしい。
僕も宝塚に行くたびに見に行ってた。
宝塚...といえば、まさに日本を代表する建築家が設計した悲運の名建築がなかったっけ?
ナチュールスパ宝塚ですね。わかります。
ナチュールスパ宝塚(安藤忠雄)
まさに建築界最強の男。ボクサー安藤忠雄が宝塚の第三セクターが運営する温泉施設を設計。
しかしわずか1年で閉館してしまったという悲運の建築。今は元気に営業しているようです。
ここへ来てやっと安藤忠雄が登場したので、関西に点在する隠れ安藤をいくつか紹介。
大阪港国際フェリーターミナル(安藤忠雄)
あまり話題にならない隠れ安藤。国際ターミナルだけに入りにくいからか、安藤なのに地味だからか。
釜山行きの船がここからでてたりします。
旧ライカ本社ビル(安藤忠雄)
フェリーターミナルから歩いて5分のところに隠れ安藤が。
ライカと言ってもカメラじゃなくてアパレルの方。こんな壮大な本社(敷地超でかい。隣はIBM)を作ってしまったものだから、負債が膨らんで民事再生法の適用を申請してしまって、今は伊藤忠の子会社になりました。「藤忠つながり」ですね。
何事もやり過ぎはいけないって事ですね。
やり過ぎ?やり過ぎと言えばすぐ隣の島にすごいのがありませんでしたっけ?
フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーですね。わかります。
大阪市環境事業局舞洲工場(フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー)
かつてオリンピック誘致に盛り上がっていた大阪市。環境に優しいオリンピックを目指そうと、会場予定地に焼却場を建設することに。
環境保護に積極的で、かつて焼却場を無償で設計した事で知られるフリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーに「かくかくしかじかで、うちもタダでやってよ」とお願いしに行ったというエピソードはあまりにも有名。結局断られてお金払って設計を依頼した。しかも予算が途中でなくなって、中途半端な建物になってしまった。
煙突タワーは本当は観光目的のショップを作るつもりだったらしい。
徹底的に自然の造形をモチーフにし直線を廃した意匠は、ラブホテルと勘違いする人もいるぐらい。屋上緑化とかいうレベルでなく、建物のそこかしこに木を植えることで、年月を経るとまるで建物が成長しているかのように見えるという、長い目で楽しめる建物でもあります。
近くで見るとモザイク調に合わせられたタイルとかがとても美しくて、焼却場にするにはもったいないです。見学も受け付けてますよ。
見た目の派手さとエピソードから、大阪市の税金無駄遣い特集では必ず取り上げられます。そう言う意味では悲運の名建築。
セットでこちらも見ておきましょう。
舞洲スラッジセンター(フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー)
下水処理されたスラッジを処理する施設。これもフンデルトヴァッサー設計。
しかしフンデルトヴァッサーはこの建物の竣工前に亡くなりました。
建物周辺には公園が整備されていて、フン様の意匠に見て触れて楽しめるようになっています。
そういえば舞洲ってなんかすごいジャンクションがなかったっけ?
北港ジャンクションですね。わかります。
北港ジャンクション
ジャンクションの複雑さにおいては、首都高のそれとよく比べられる阪神高速湾岸線。
北港ジャンクションはラーメン構造の躯体に道路を突っ込ませる独特の設計で異彩を放ちます。ジャンクション萌え垂涎の一品。
大きな地図で見る
南側にある天保山ジャンクションはあまりの複雑さに新聞記事になったぐらいすごいのだけど、空撮じゃないとそのすごさを表現できないのが残念。なのでここでは割愛。
ジャンクション萌え?
阪神高速ってビルに穴を開けて道路を通すのと得意としてなかったっけ?
阪神高速梅田出口ですね。わかります。
阪神高速11号池田線(上り)梅田出口
首都高のように地下に潜ることを知らない阪神高速は、文字通りビルのすきまを縫うように走るのが得意。というか、ビルに穴を開けてしまうこともチラホラ。
大きな地図で見る
残念ながら高速の写真は反対車線でビル写ってなかったです。
それにしてもビルを突き抜けるなんて、すごい道路もあったものです。
すごい道路?そういえば大阪って日本を代表する酷道がなかったっけ?
暗峠ですね。わかります。
暗峠(国道308号線)
建築じゃないし。日本の国道マニアが聖地とあがめる暗峠です。
その狭さは離合を不可能にし、その勾配(平均20%、最大37%)は止まってしまうと再スタートを不可能にし、自らの体力の限界を感じながらブレーキをかける(落ちるから)恐怖は、行ったものしかわかりえません。
僕はこの国道を、車、バイク、自転車それぞれで越えました。
あの松尾芭蕉も越えたという歴史的にもすばらしい峠の一部が写真に写ってます。
狭すぎて一方通行になってる。
少し戻ると迂回路の案内板があります。
いやぁ、道路萌えも酷道萌えもストビューで人生変わりますね。
萌え?そう言えば大阪って橋梁萌え一押しの橋がありませんでしたっけ?
千本松大橋ですね。わかります。
千本松大橋
大阪大正区にある工場地帯と西成区を結ぶ橋。工場地帯の間を縫う運河を渡るため、ある程度の高さを持たせなければならないのだが、その高さを確保するスロープを造る場所がないため、同じ場所をぐるぐる回すメガネ橋を作ったというもの。設計が古いため勾配が強くてカーブもきつめ。トラックを中心として交通量も多くてレベルが高いです。
すぐ近くに新木津川大橋という片側だけループになっている新しめの橋もあります。こっちはレベルも易しめ。
大きな地図で見る
あれ?そこに写ってる工場ってひょっとして...
映画ブラックレインロケ地。関西工場萌え定番スポットでもある中山製鋼所ですよ。よくわかりましたね。
中山製鋼所
夜に来るとあまりの異世界感で工場萌えを取り込んで離さなくなる中山製鋼所。スモークさん(煙)、フレアスタック(煙突から出る火)がすぐ目の前で見られるのも特徴。
大きな地図で見る
そうかそうか、工場萌えも満足するストビュー。あれ、そう言えば工場萌えの聖地...
臨海工業地帯ですね。わかりました。
臨海工業地帯・築港
最近では高砂エリアに発電所まで作られてしまった、関西工場萌えの聖地築港。
残念ながら反対車線からの眺めになってしまっているので詳しくは見えないけど、関空側から夜、大阪市内へ向けて走ると事故りそうになるぐらい萌えます。
大きな地図で見る
関空は見られないの?残念ながら対応エリア外ですね。
そう言えば、銀座に関空を設計した人のビルがあるって聞いたけど...
メゾンエルメスですね。わかります。
メゾンエルメス(レンゾ・ピアノ)
銀座数寄屋橋交差点からすぐ、ソニービルの隣にあるのがエルメスのブティック、メゾンエルメス。
設計はレンゾピアノで、ガラスブロックで埋め尽くされた独特の外観に圧倒されます。
ブロックの一部はショウウインドウを兼ねていて、エルメスの格調高いアクセサリーをのぞき見できたりします。
大きな地図で見る
ま、入ったことないけどね。
そう言えばプラダもすごいって聞いたことがあるよ。
プラダブティック青山ですね。わかります。
プラダブティック青山(Herzog & de Meuron+竹中工務店)
東京を代表するような超定番建築に行き着いてしまいました。今でも個性的な建物の並ぶ表参道エリアを代表するビルですが、これを設計したヘルツォーグ&ド・ムーロンのコンビは北京オリンピックのメインスタジアムである、通称鳥の巣を設計した事でも知られているので、オリンピックつながりでホットな建築であるといえます。
大きな地図で見る
しかしこうやってみると、なんかのアジトっぽいよね。
アジトといえば、マルサの女のアジトとして使われていたビルがあるって聞いたことがあるよ。
ヤマトインターナショナルですね。わかります。
ヤマトインターナショナルビル(原広司)
環七通りを湾岸道路から目黒方面へ進むと、突如左手に現れるホワイトベース。
アパレル系の会社のオフィスということなのだけど、見学とかそう言うのは受け付けていないぽい。
マルサのアジト。ホワイトベース。環七はデンジャラスな道路なので、見とれて脇見運転などしないように注意したいところ。
原広司はこの作品で村野藤吾賞を受賞。
大きな地図で見る
あれ?原広司ってたしか京都の...
梅田スカイビルですね。わかります。
梅田スカイビル(原広司)
東西のビルの上に蓋を乗せて接続するという、一大プロジェクトはたびたびTVでも取り上げられた。今はその蓋は空中庭園として機能している。
東西だけでなく南北にもビルを造る計画があるとかないとか。ビル同士を繋げるという一見すっとんきょうな手法は、実は耐震構造的には非常に効率的なのだそうです。
大きな地図で見る原広司の定番と言えば京都駅ビル。しかしこれは定番過ぎるので、あえての梅田スカイビル。
せっかく梅田に来たのだから、これも押さえておこう。
梅田換気塔(村野藤吾)
ちょうど御堂筋が始まるあたり。阪神百貨店と阪急百貨店がある角に有機的なオブジェがあるのですが、これが梅田換気塔。忍び込んで写真撮影してる人とかいるね。
大きな地図で見る
1967年設計というのだから驚き。
村野藤吾ってどうしても関西よりな感じがするのだけど、大都会東京に何か作品を残していたりするのかな。
ビックカメラですね。わかります。
読売会館(村野藤吾)
おそらくそごうつながりで設計したのかなと。
村野藤吾と言えばプリンスホテル系列の設計もやっていることで知られている(箱根は一見の価値あり)けど、まさかこんな身近な建物をやっていたとは。
大きな地図で見る
ビックカメラはよく行くので、これからはもっとこの建物を愛したいと思います。
東京に戻ってきました。
ストビューで建築巡りをしていると、丸一日かけても全部回りきれないぐらい、たくさんの建物を見ることができるわけですが、それをここで全部紹介するのもちょっと無理があるので、最後に写真を撮るのに勇気が要る建物を紹介します。
米国大使館宿舎(ハリー・ウィーズ&アソシエイツ)
虎ノ門のアメリカ大使館から歩いて20分ぐらい。大使館と同じぐらい厳戒態勢にある宿舎があるわけですが、マンションタイプと戸建てタイプに別れていて、生活スタイルに合わせて住む場所をチョイスできるようになっているっぽいです。テニスコートとか広い庭も完備。地下には駐車場もあります。
あまりにも特徴的な建物は、部屋ごとにモジュール化したようなものをブロックを組み立てるように接続してあります。接続部はネオプレンゴムを使い、耐震性にも一役かっているらしい。
そんな建物に興味を持った僕はカメラ片手に撮りに行ったわけですが、かなり相当怪しまれて職質の嵐に遭い、ほんの少し写真に撮れたあたりで退散した思い出があります。
大きな地図で見る
職質の心配もなくジロジロ見放題。というか、よく走れたなこんなところ。
とりあえず今回は俺的名建築を巡ってみたのですが、対応地域が増えればさらにいろいろ紹介できるのではないかと思ってます。Googleの努力に期待。
Blogに貼るのも簡単にできるので(GoogleMaps画面右上のリンクってのをクリックしたりするだけ)、皆さんもなんかいろいろさがしてみてくださいな。
おまけ。
みんなお世話になってるAmazon
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://okamot.com/mt/hage-tb.cgi/1813
コメントする