株主説明会は11:15からスタート。
- SBIが銀行を持ったが、総合的な金融サービスを行う上で、マネックスはイーバンクと統合する計画はないのか
ご指摘のように銀行というのは重要なテーマ。銀行サービスがあると、安心感や親近感がある。グループの中に銀行を持ったり取り込んだりするのは重要なテーマだと思う。一方で、インターネットを使ったビジネスをやっていると、近未来においてはインターネット上のサービスはどんどんよくなってくるなかで、グループの限られたリソースの中で銀行をやるというのはすごいコストがかかってくる。運用も伴うのでリスクもある。そういった面で我々がそれを行うというのは最適な解であるというのは考えなければならない。銀行サービスはいいというのはわかるという面との板挟み状態。結果、イーバンクの株をちょっとだけ持つというようになっている。中途半端かも知れないが、状況を判断しているところだと理解してください。 - 投資信託の販売手数料が高いのではないか、今度どういった施策を行うのか
中村さんより。投資信託は銀行なども含めかなりののびを見せている、重要な戦略的な商品。質問にあったとおり、手数料についてはできる限りノーロード化を進めているが、現在170本中40本程度と、ノーロード化できているものは少ないと思う。ノーロード化ができなくても、投資の手数料をキャッシュバックするなど、投資家の皆様にお返しするなど、対応を進めていきたい。投資の残高を増やして安定的な収益を得られるようにしていきたい。 - ITを使った投資アドバイザリー業務とは、具体的に何か
我々が作っている仕組みというのは、国際分散投資モデルを基礎としていて、個人の方向けでは未だかつて世界中の何処でも実用化されていない。機関投資家においても、大きな年金であるとかに対してアドバイスをするときに使うのと同じようなモデルを作ろうとしている。もう数週間を予定しているが海外ETFを自由に売買できるような方法を詰めているところだが、海外ETFなど膨大な商品の中から、自分のポートフォリオはいいパフォーマンスを出しているのかを、偏差値的にみて、いいのか悪いのかを判断でき、かつ、アドバイスできるようなものを作っている。これは大変いいものになると思うが、それをどのようにして認知して使っていただけるようにするかが重要なテーマになっていて、金融機関は悪いクセがあって、いい商品を作ると売れると思いこんでしまうところがある。いいものを作っても使ってもらえないという反省も踏まえて、視点を変えてお客様から見てどうやったら使っていただけるのかを、グループインタビューなどをやったりしながら、商品作りをしている。 - FX取引について高レバレッジの専門業者があるのに、なぜ低レバレッジなのか
工藤さんより。レバレッジの使い方は二種類あって、高レバレッジでアクティブトレードする人と、低レバレッジで外貨預金代わりにする人とあって、低レバレッジから入ってサービスを使っていただくというのがお客様にメリットがあると考えている。マネックスFXはレバレッジが10倍となっていて、多くの専業業者に比べるとレバレッジが低い。お客様に応じてレバレッジを変えていただけるような仕組みをいれたいが、外貨預金から移ってきた人が使えるような、わかりやすい直感的に理解できるようなシステムを作っていきたい。 - スワップ金利を引き出すサービスは検討しているか
スワップを外貨預金の金利の代わりに享受していただくという意味もあり、決済までその金利が受け取れないのではなく、できるだけ小刻みに金利を入金できるような仕組みもあわせて検討したい - FXで海外送金できるようにできないか
外貨送金は長い間検討していて、証拠金でポジションをたてるだけでなく、キャッシュを絡めた為替の取引というのを具体的に検討しているところ。いただいたアイデアは我々の即戦力となりうるものなので、これからも対応していきたいです。 - アクティブトレーダーへの訴求ポイント
アクティブトレーダーを引き込むには簡単ではないと思っている。いくつかやるべきことがあって、1つはインパクトのあるサービスがないといけないとおもっている。現状の当社のサービスはインパクトがない...あるのだけど、インパクトがあると思われていない。傾向として長期分散投資をする人が多く、スーパーアクティブの人が何を求めているのかというところに注意が足りなかった。まず、どうマーケティングしていくかを知ることが第一歩で、それを踏まえてサービスを作っていかなければならない。もう一つは、我々のイメージがアクティブトレーダーの眼中にないとはなから思われていたという面があり、認知が低すぎる、不等に低いと思っている。広告宣伝ではなく、コミュニケーションの問題だと思っているので、とりあえずシェアを高めて行くには、何を求めているのかという部分に注意していきたい - 株券電子化において、マネックスはどのような施策をとるのか
配当金は今はがきで行っていたりして、誤配されていたりして、取り損ねたりすることもあり、電子化は配当金が総合口座に直接入ってくるようにしようとしている。かつては信託銀行のサービスであったのだが、電子化に伴ってその問題も解消されると思っている。他にできることとしては、口座開設が郵便による部分が大きかった。それは実質株主登録をするための印影を入れなくてはならなかった。電子化によってハンコは無くなるとおもっていて、口座開設は郵便のやりとりなく、オンラインで即口座開設できるのではないかと思っているのだが、ここは日本の恐ろしいところで、伝しかしてもハンコは残すという話があり、税務署も最終的な確認をするために、本人確認としてハンコを押してくれと現状は言っている。そうなると、電子化をするのにハンコが残ると言うことになってしまう。私も業界も文句は言っていて、将来的には即時開設もできるようになると思う。もう一つ、メリットとしては最後にタンス株が出てくるピークがあると思う。親からもらったり代々大切にしていた株などがでてくると思うので、一番うっとおしくない方法としてその人達が選ぶのはオンライン証券だと思うので、そこを捕捉できるのではないかと思う。 - 総会に出席している人の推移や、これまでどのような変化があったか教えて欲しい
本日は380人、去年は480人ぐらいで株主は増えているが、一番少ないときで200人割ったこともある。一番初めは日比谷公会堂で、その後2回目から青年館でやってきている。株主総会の出席者数は通算でマネックス証券の第一回から411名,226名,206名,473名,451名,464名,482名。変化は我々の株主総会の進め方は変わっていない。質問は全部漏らさず答えるというのが方針である。質問の内容については当初は、株主総会になれている方からの質問の割合が多かったが、そのあとでだんだんいろいろな方がいらっしゃるようになり、語弊があるかもしれないが、的がはずれているというか、誤解があるたぐいの質問が増えたこともある。その次は皆さん詳しくなってきて、とてもよく理解していて正しい質問をする方が増えてきた。という感じがします。この一年はお客様が増えてきたという感覚が強く、総会の内容よりはサービスをこうして欲しいと言ったお客様が当社のビジネスにご発言をするといった形が多くなっていると思う。 - マネックスが今後目指していく発展の中で、広告を増やしていくタイミングはあるか
現状ののびは全然足りていないとおもっていて、基本的な考え方としては我々は帆船のようなものだと思っていて、いろいろな商品を用意したり、アドバイスサービスを用意したりして、いい帆を作って、風が吹いたときに前へ進み、風がやんだときは帆をしっかり作ろうと思っている。それが我々の今までの成長を見ても正しい判断だったと思うし、コストを抑えながらリターンを得るいい方法だったと思う。しかし、風がないときに前へ進まないというのもだめなので、広告にお金を使ったこともあった。しかしあまり効果が無く、広告宣伝は水のようなもので、砂にまくとすぐになくなり、岩にまくとその場にとどまるといったように、タイミングを間違えると使えなくなることがある。使うタイミングについては難しいものだと思っている。それが怖くて広告をやらないのではビジネスとは言えないので、広告予算は組んであり、どのタイミングで広告を出すかタイミングを計りながら投入をしていきたい。 - 即時入出金できるキャッシュカードのようなものを作って欲しい
ご指摘のようにマネックスセゾンカードを使えば入出金ができるが、クレジットカードがついてきてしまう。経緯を申し上げると、自分たちでキャッシュカードをつくると、自分たちでインフラを作らなければならない、対してセゾンカードに載せると、セゾンのインフラを使えるメリットがあった。ご指摘の件はごもっともだと思っていて、入出金についてはセゾンカードがあるからいいじゃないかと思っていたが、そのような意見もいただいたので検討していきたい
最後に社長から挨拶があって終了。
挨拶の要旨は以下の通り。
私どもは上場企業グループとして営業していて、社員にも常に言っていることだが、株主総会は一年で一番大切な日で、株主の方の直接お会いして会社の話をする日だと思っていて、最終的にはなるべく多くの株主の方のことをよく理解して経営をしていかなければならないと思っている。
最終的にはどういった場合であってもマネックスグループ全体での業績をあげていくのが、株主の方々にとって大切なことであるので、今後も商品サービスを充実させ、それを認知していただいて、使っていただけるよう、いいものを作り、しっかり利用していただくこと、その二点を踏まえて経営していきたい。私自身、当社の今の株価にも満足していないし、利益をあげて配当をしっかりして、努力して参りますので、よろしくおねがいします。

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