« 直しつつある | ホーム | LightRoomでトイカメラに近づく »

2007年5月 1日

LightRoom で森山大道に近づく

僕は現像ソフトにApertureを多用している。操作は直感的でわかりやすいし、動作はそこそこ軽いし。なんてったってデュアルディスプレイ対応。これ。最強。

AdobeびいきなのもあるのでLightRoomもすぐに買った。キャンペーン価格で2万円ちょっとで変えるというのも後押ししてだ。
ただ、LightRoomはパブリックベータをいじったときにどうも好きになれず、買ってからもあまり使う機会がなかった。
しかしだ、なんか使いこなせばすごいソフトなんだと聞かされた。

僕はApertureに「大道フィルタ」なるプリセットを用意している。
これを使えばあら不思議、写真が森山大道風のカッチリハッキリな写真に早変わりするというもの。
これを、LightRoomでできやしないかとちょっとやってみたら、実はLightRoomの方が設定できるパラメーターが豊富にあるので、より森山風というか、銀塩風にできることがわかってしまった。

たまにしか更新しないこのBlog。今はある原稿書きの逃避になっているわけだが、LightRoomのおいしい機能をふんだんに使って、あなたの写真を森山大道風に仕立て上げる方法をお話ししたい。

あなたの写真。なんて言っているが、推奨カメラが決まっているので注意してほしい。
リコーのGR-Digital。これ。GX-100でもいいよ。感度をがっつり上げて黒白モードで撮影できるなら、他のカメラでもかまわない。ただ、やっぱり森山大道ならGRでしょ?

撮影感度はISO1600にする。これはノイズを乗せてフィルムチックな粒状感を出すためだ。
撮影設定ではたいていの人はコントラストを最大にしてしまうのだが、ここは最大にしてはいけない。普通かむしろマイナス側に振ってもかまわないと思う。
飛ばさず潰さず、ディテールを極力残しておくのだ。なぜそんなことをするのかって?

現像ソフトが存在する以上、デジカメで撮ったばかりのデータはフィルムと同等であり、仕上げ云々ではなく、いかにレタッチしやすいようにしておくかがポイントになるからである。

さ、設定が終わったらガンガン撮って、LightRoomに読み込ませよう。

これが撮ったばかりの状態。飛ばさず潰さず。
そして完成品がこちら。

黒がちょっとつぶれてしまっているが、雰囲気は出ていると思う。
この画像の作り方を説明していこう。

まず、コントラストは問答無用で100にする。
ここで満足して終わっているようではいけない。自分はどこを伝えたいかを考えて、調子を整えていく。
僕は天井の案内板と写真左にたっている男性の横顔に着目し、白飛び軽減とトーンカーブでこのあたりのディテールを残して後はばっさり切った。
ライトを下げつつダークを持ち上げる感じである。

そしてここがLightRoomのおいしい機能。周辺減光補正機能である。
本来は周辺減光を消すために用いるこの機能を逆手にとって、写真に周辺減光を追加している。
スライダーをマイナス側に-70程度動かして、中心点をコントロールしている。
ちょうどレトロフォーカスレンズを使ったような、そんな雰囲気を醸し出してみた。

これだけである。

参考までにこの写真で変更したパラメーターを以下に示す。参考までにね。写真によって調整してね。

露光量:+0.65
白飛び軽減:22
黒レベル:15
明るさ:+14
コントラスト:+100

トーンカーブ
ライト:-50
ダーク:+33

収差補正
周辺減光補正
適用量:-78
中心点:71

以上。

黒白フィルムのラチがデジタルにはなかったり、ボケ味とかなんとかいろいろあったりするわけで、もちろんこの写真がGRや森山大道そっくりであるなんて言わないけど、フィルム写真に似せるアプローチとしてはちょっとおもしろいんじゃないかなと。
そういう機能がLightRoomにはあって、Apertureにはないんだ。

さらに凝った焼き込みとかしたい場合は、コントラストをあまり上げないでPhotoshopにファイルを移してマスクして焼き込めばいい。

デジタルは現像の手間がかからないなんて言うけど、この作業をやらないのはもったいなすぎる。
LightRoomを持ってる人は是非試してみてほしい。

あ、そうだ、設定が面倒だよって人のためにプリセットを書き出ししたよ!
ダウンロードして解凍してできたプリセットファイルを、LightRoomがインストールされているディレクトリのDevelop Presetsってディレクトリに突っ込んでLightRoomを再起動したら、プリセットに追加されるよ!
ファイルをダウンロード

んじゃ!

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://okamot.com/mt/hage-tb.cgi/1098

コメントする

このブログ記事について

このページは、はげが2007年5月 1日 22:56に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「直しつつある」です。

次のブログ記事は「LightRoomでトイカメラに近づく」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。