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2007年5月 9日

LightRoomでトイカメラに近づく

はじめに断っておきたいのだけど、ApertureやLightRoomって「非破壊」を売りにしているソフトなので、こう、画像を壊していく形に持って行くのは非常に難しい。
画像処理という性質上、破壊されない処理ってのは実質ほとんどないわけだけど、壊れていないように見せる補完処理が最近格段に進化してきていて、ぶっ壊したいって欲望はこれらのソフトでは実現できないんじゃないかって思ってる。

それだったらPhotoshop使えばいいじゃんってわけだからさ。

で、Photoshop。CS3が発表されて、この機会に僕はMacに乗り換えようとしているのだけど、MasterCollectionとMacPro合わせて買ったら80万円ですか。どうやって買えって言うんですか。独占状態になるとこうなっちゃうんですか。もうやだ。

って思ったので、Photoshop使わないで極力LightRoomでトイカメラ風にガツガツ持って行く方法を考えてみた。

今回は色調補正がメインになるので、撮った写真は別に何でもかまわない。
GR-Digitalでもいいし、D2xでもいいし、ハッセルブラッドで撮った写真をスキャンしたものでもかまわないし、店頭で1万円ぐらいで売ってるコンデジでもかまわない。
まぁ、安いカメラはそれなりに写るから、いちいち「トイカメ風に!」なんて気合い入れなくても、元から十分トイカメ風だったりしてね。

ということで今回は元ネタにD2xを使ったよ。

写真自体はがっつりした風景のものでいいと思うけど、トイカメ風っていうかLOMOとかホルガとかに見せたいなら、構図内に太陽入れてフレアを出したり、ハイライトとシャドウが超かけ離れた写真をとって、飛ばしたりつぶしたりと、撮影時のある程度の工夫が求められる。ゴミがついててもかまわない。それすらも「味」なのだから。

「えーそんな工夫できないよー」って人は

とりあえず

昼下がりに適当な雑貨屋の店頭を撮影するか、日陰のガーデニングバリバリなご家庭の生け垣でも撮っておけばいい。

あ、でも、サンプルは三浦半島の海だけどね。

じゃ、適当に「これかなー」って写真を見つけたら、LightRoomに読み込ませて早速現像をはじめよう。

LOMO_nor-1999.jpg
この写真を加工していくよ。

ポイントはまず色合い。そして「トンネル効果」っていうやつ。そして、何となく眠たい解像度の低さ。
この3点は押さえておかなきゃ。
和食を料理するときの「サシスセソ」みたいな感じで言うならば、

トビ、ツブレ、コロビ、ブレボケ、ケラレ。

まず基本補正で露出を調整するのだけど、ここでは露光量のスライダは「0」にする。露光量調整は頭がよすぎる。ましてや、RAWで現像した時なんかもう綺麗にできすぎてまったく面白味に欠ける。

ということで、基本補正は「明るさ」「補助光効果」「黒レベル」でいきたい。
ハイライトをやや飛ばし気味にしたいときは、明るさと補助光で。そうするとシャドウ部のディテールが浮いてくるので、こういった微妙なのは黒レベルで消し去る。

ここまでやるとコントラストが相当高くなるので、コントラスト調整は「-50」にしてしまう。
カラー調整は「自然な彩度」をややプラスに振っておくといい。これで基本調整は終了。

トーンカーブはハイライトを高めつつ、シャドウを落とす。基本調整に追い打ちをかける感じ。

さて、ここからがハイライト。
明暗別色補正を行う。
ハイライト側を黄色っぽく、シャドウ側を青っぽくする。ハイライトとシャドウの色かぶり具合のしきい値はバランスってスライダーで調整できる。

ディテールのところでは、シャープの適用量を「0」に。こんなもんいらない。
ノイズ低減は微妙なピクセルをつぶして眠くなってくれることを期待しつつ、輝度とカラー両方で「100」にしておいた。

収差補正
D2xはハイライトとシャドウの間の明暗ががっつり出てしまっているとき、ここに色収差が出てしまうことがあって、これが補正時に大きくなってしまうことがある。
なので僕はここで色収差補正をかけているけど、みなさんのカメラでこれが起きるかどうかわからないので、色収差補正についてはそれぞれ「いいかな」ってところまで自分で決めてやってほしい。

ここではやはり周辺減光補正でいわゆる「トンネル効果」を再現する。
適用量を「-100」に。中心点は「0」にする。
とてもアンダーになるので、基本調整にかえって、明るさをコントロールしよう。

ひとまずこれで色補正は終わり。

最後に写真に眠さを追加したい。ところが、冒頭で述べたように、写真を壊すような加工は行えないこれらのソフトで、眠さを追加するのは至難の業である。
そこで僕は25%拡大法というソリューションを考案した。

最終出力サイズをあらかじめ決定しておき、その80%の大きさで一旦書き出しをする。

それを再度LightRoomに読み込んで、今度は最終出力サイズで書き出すのだ。そしたら画像はバイキュービック法により補完されて、見かけの解像度が落ちて眠さが追加される。

LOMO_ex-1.jpg

どうだろう。作例がアレだったかも。と今になって思い始めた。

例によってプリセットをダウンロードできるようにしたので、いろいろ試してほしい。
ファイルをダウンロード

もうちょっとバージョンアップさせたいな…

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このページは、はげが2007年5月 9日 13:53に書いたブログ記事です。

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