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2003年10月 9日
ピールアパートの呪
ハッセルを購入後、すぐにポラバック(スタンダード仕様)を買って、それからポラで色々テストしてはチェックを繰り返しているんですが、どうしてもうまく引き出せない。引き出せても現像ムラがある。しかも100%。
といった現象に悩まされていました。心霊に取り憑かれているんではと思うぐらいで、ついに昨日の夜完全にブチ切れてしまいました。
このポラバック自体が中古だったし、何か問題があるのでは…とか思いましたが、ローラーだけの単純な機械に問題があるとは思えず、やはり自分の未熟な知識のせいだろうと、ネットで資料を漁りました。
ポラロイドのサイトによれば、現像ムラは「白タブを完全に引き出していないためにおこる」とあります。しかし、白タブを完全に引き出したら、ローラーが現像液まみれになって、次のタブが切れてしまいます。
この時点でおかしいです。
つまり、やり方が間違っているんだという結論に達しました。
ピールアパートタイプのフィルムはポラバックだけでなくピンホールカメラや証明写真などにも使われています。
それらの作例を見てみても、現像ムラで悩んでいる様子すらうかがえません。
googleで検索していたところ、こんなページを見つけました。
http://hoops.loops.jp/polaback.htm
npcという会社のプロバックと呼ばれるもののレビューです。この最後の方に「本当の使い方がわかった」と書いてあります。
最初読んだときは、てっきりプロバックの使い道がわかった(プロカメラマンなどがプレビューするのに使うんだよ)ということかと思っていたら、googleキャッシュに改訂前のページがキャッシュされていて、そこにはなんと現像ムラの悩みが書かれていたのです。
同じ悩みを持ち、すでに解決して「正しい使い方」をしている人がここにいる。キャッシュでは画像ファイルがなくなっているのですが、改訂後は「正しい使い方」の写真が載っていると思われるので、自分で違いを探してみることにしました。
決定的になったのは写真5~7です。白タブの出る位置が違います。
ポラロイドのサイトで見た限りは、てっきり遮光紙をローラーに通すものだと思っていたので、それに連れてタブもローラーから出てしまっていたのです。
タブはタブ用の出口から出て、ローラー側には行かないのが正解。引き出している最中に本タブ(黄タブと呼ばれてますが、黄色じゃない時が多い)がローラー部分から顔を出します。さらに白タブをひくと、白タブがちぎれて、新しい白タブが登場。この白タブは次の撮影用なので、後は本タブをシャキーン!と引っこ抜くだけ。
夜のうちに20枚ほど(4000円ぐらい)の無駄フィルムを使ってしまった僕は、また朝になってiso3000のフィルムを装填し、正しいやり方を実践。急いでいて機嫌の悪い嫁さんを撮ってやってみました。
シャキーン!
これほどうまく引き出せるとは思いもよらず、手品を見るような感覚でした。
結果は成功。
まぁ、ろくにしっかり調べもしなかった自分も悪いんですが、失敗を重ねることでたくさん学び取ることが出来ましたとさ。
ピールアパートフィルムの使い方はあまり情報がないので、こまっておられる方も多いように思います。ピールアパートフィルム用のカメラを取り扱っております。サイト内に取扱説明と画像がございます。よろしければご覧になってください。